MTAを用いた新しい虫歯治療

新橋の歯科・歯医者

神経を抜かないための新しい選択肢
「MTAを用いた虫歯治療」

「虫歯が深いので、神経を取ります」と言われた方へ。
歯の神経(歯髄)は、歯に栄養を送り、細菌から守る大切な組織です。神経を取ると歯は枯れ木のように脆くなり、将来的な抜歯リスクが格段に上がります。
当院では、「可能な限り歯を残す」という方針のもと、深い虫歯であっても神経を温存するための先進的な治療法「MTAを用いた覆髄(ふくずい)治療」を導入しています。あきらめる前に、一度ご相談ください。

MTAを用いた虫歯治療とは?

MTA(Mineral Trioxide Aggregate)を用いた虫歯治療は、1990年代に開発された歯科用の特殊な治療方法です。「生体親和性(体に馴染みやすい性質)」が非常に高く、従来にはない優れた特徴を持っています。

深い虫歯で神経が露出しかけた場合でも、このセメントで保護(覆髄)することで、神経が持つ自己修復能力を助け、神経を残せる可能性を高めます。いわば「神経を守るための特別な盾」のような役割を果たします。

MTAによる覆髄治療の断面図

当院のMTAセメント治療
3つのメリット

1. 神経を残し寿命を延ばす

従来の治療では「神経を取る(抜髄)」と判断された深い虫歯でも、MTAを使用することで神経を温存できるケースが増えています。神経を残すことは、歯の寿命を延ばす最も確実な方法です。

2. 優れた封鎖性で再発防止

MTAは固まる際にわずかに膨張する性質があり、歯との隙間をピッタリと塞ぎます。細菌の侵入経路を遮断できるため、治療後の「二次カリエス(虫歯の再発)」のリスクを低減できます。

3. 高い生体親和性と抗菌性

強アルカリ性の性質を持ち、高い抗菌作用(細菌を倒す力)があります。また、体にとって害が少なく、歯の組織の再生を促す働きもあるため、デリケートな神経付近の治療に適しています。

従来の治療との比較

特徴 MTAを用いた虫歯治療 従来の治療(保険適用)
神経温存の可能性 高い 深い場合は低い
(神経を取ることが多い)
封鎖性(隙間) 非常に高い
(膨張して密着)
劣化により隙間ができやすい
抗菌作用 強い
(強アルカリ性)
弱い
治療費用 保険適用 保険適用

MTAを用いた虫歯治療の注意点

  • 必ず神経を残せるわけではありません:
    すでに神経が死んでしまっている場合や、炎症が強すぎる場合は適応できないことがあります。事前の精密な診断が不可欠です。
  • 専門的な技術が必要です:
    成功率を高めるためには、拡大鏡を用いた精密な治療環境が前提となります。
  • 保険適用となります:
    当院では健康保険が適用されます。

治療の流れ

1

精密検査・診断

レントゲンやCT撮影を行い、虫歯の深さと神経の状態を慎重に診断します。

2

虫歯の除去

麻酔下で、拡大鏡を用いて感染部分だけを慎重に除去します。

3

MTAの充填

神経に近い部分をMTAで覆い、保護します。

4

仮封・経過観察

仮の蓋をして、数週間~数ヶ月ほど経過を観察します。痛みが出ないか、神経が生きているかを確認します。

5

最終修復

問題がなければ、最終的な詰め物・被せ物(セラミック等)を装着して完了です。

よくあるご質問

Q. ドックベストセメントとは違うのですか?

A. はい、異なります。ドックベストセメントは銅イオンによる殺菌を期待するものですが、MTAは生体親和性と物理的な封鎖性を重視した材料です。当院では科学的根拠(エビデンス)がより豊富なMTAを採用しています。

Q. 治療後に痛みが出ることはありますか?

A. 治療直後は一時的にしみたり、痛みが出たりすることがあります。通常は数日で落ち着きますが、痛みが続く場合は神経が耐えられなかった可能性があり、その場合は根管治療へ移行する必要があります。

Q. どんな虫歯でも適応できますか?

A. いいえ。神経がすでに細菌感染して壊死している場合や、ズキズキとした激しい自発痛がある場合は適応外となることが多いです。適応できるかどうかの見極めが非常に重要です。

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